てんぺるのぶろぐ

IT関連のこと、体験談、備忘録など。文系エンジニア、もがきます。

基本情報技術者試験を受けるメリットはなにか。

今回は基本情報技術者試験を受けるメリット・デメリットについてあれこれ考察してみました。てんぺるは前回の基本情報技術者試験に合格しましたが、果たして本当に合格する必要なんてあるのでしょうか。

メリット

以下メリットと思われるものを列挙します。が、 自分の置かれている状況によってメリットになるかならないかが分かれるものが多いです。

・ITにおいて基礎的な知識が、広く体系的に学べる

インフラ、ソフトウェア、マネジメント、戦略など扱う範囲が広いので、学ぶ分野が偏らず、勉強していくうちに興味範囲も広がるかもしれません。

 

・昇進にかかわる

入社している企業によりますが、上級職へ上がるのにマストな資格だったりします。

 

・上級資格への足掛かり

地方公共団体などは入札の際に上級資格の保有を問うことがあるとのこと。このことは現場を知らない自分にとっては結構驚きでした。入札において○○スペシャリストなどの上級資格が有利に働くことがあるんですね。そのため、基本情報を取って、上級資格取得への足掛かりとすることは有意義なはずです。

 

・名刺や履歴書に書ける

肩書きとして使えます。客観的な信頼度を上げられるかもしれません。しかしこのレベルの資格では、だからどうした?って感じでしょうが、、、。

しかし、新卒の就職活動において文系がIT系を目指すのであれば、大いに役立つと思います。ITに興味があるという姿勢を客観的に証明できるからです。

 

・自己満足

知識が蓄えられていくことへの満足感。努力が結果に現れることへの喜び。合格、つまり認められたというある種の承認欲求を満たす。などなど。個人的には結構大事だと思います。

 

ここから先は推測です。

 

・仕事の吸収力が高まりそう

経験がない新入社員の場合、IT用語やプロジェクトなどのことについてぼんやり分かっていると、現場であれこれ覚えるべきことが出てきたときに、全くの無知よりかはマシな対応ができそう。座学によって知識体系の大枠ができているか否かというのは、そういう意味で結構重要な気がします。

 

・より良い仕事を振ってもらえそう

特に新人の場合は現場であまり同期と差がついていないので、資格などの自己研鑽をしているのは有利に働くかもしれません。まあ、そうした自己研鑽を良しとする風土がある会社であることが前提ですが。

逆に新入社員は基本情報を取得することが必須で、自分以外の全員が受かって自分だけ落ちた場合は、、、とんでもなく差をつけられてしまうと思います。

 

デメリット

・勉強に時間を取られる

これは痛いです。人によりますが100時間ほど必要です。だったらこの100時間を実務の勉強や家族と過ごすなど、他のことに充てたりしたほうがよっぽど良い時もありそうです。

 

・費用が掛かる

テキスト代や受験料5700円(2017年現在)がかかります。自己投資と思えば大した額ではないですが、学生だと少し負担になります。社会人にとってはそれほど大きくない額だと思います。

 

・現場では役に立たない

自分自身働いていないのでまだ分かりません。でもよく言われますよね。人によると思います。

 

つまり基本情報を取ることに意味はあるのか

こうした資格保有について必要だ必要ないとかあれこれ言われることがあると思いますが、結局現場で活躍できないと意味ないじゃん、ということですよね。それはその通りだと思います。

結局資格というのは、「現場で直接的に活きることは少ないが、間接的に良い影響をもたらしてくれる可能性がある」程度のものだと思います。(士業は例外だと思います)

また、その良い影響がどれだけもたらされるかは、自分の会社や、自分の置かれている状況や、自分の取り組み方次第だったりもするので、結局は資格を生かすも殺すもその人次第なのではないでしょうか。

もしも基本情報を取りたい、取らなければ、と思うのであれば、取って損をするようなものでは決してないと思いますし、さらに強引に言えば、後から取る意味があったなと思えるような行動をとればよいと思います。(抽象的ですみません笑)

 

という無難な結論で閉廷しちゃいました。働き始めたらまた何か意見が変わるかもしれません。

 

終わり。